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各教科の具体的な取り組みについてご紹介します。

英語

英語科では以下の3点に力を入れています。

(1)4技能の実力向上

  • 【読む】文学作品、記事、新聞等をたくさん読み、語彙・熟語の自然な活用を可能にします。
  • 【書く】読書レポート、記事、小論文(エッセイ)を自分の力で書き、文章力を身につけます。
  • 【聞く】映画、ドキュメンタリー、1対1の会話などを使ってリスニング力を向上させます。
  • 【会話】プレゼンテーション、討論、スピーチを通して会話力を向上させます。

(2)知的好奇心の刺激と深いディスカッション

  • 例えば、2018年度に新設された独自科目「Global Issues」では、様々な国際問題を取り上げて、リサーチ、ライティング、ディスカッション等を行います。

(3)検定試験への対応

  • 高校3年生で英検準1級〜1級、TOEFL70〜100点相当のレベルを目指した指導を行なっています。

英語科と関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「学ぶ喜びを知る人」
  • 「多様なコミュニケーションスキルを持つ人」
  • 「国際社会の多様性を理解する人」

社会

社会科では以下の3点に力を入れています。

(1)現代社会を生きていく上で必要な基礎知識(歴史・地理・公民)の習得

(2)現代社会の諸問題について考え、行動できる力の養成

  • 歴史・地理・公民の統合的な学び
  • 国際協力や社会問題についての学びと実践

(3)民族間の歴史認識の違いを学び、理解を深める

  • 韓国史中国史を高校2年生の選択必修科目として設置しています。さらに深く学びたい人は高校3年生で選択科目を履修できます。
  • トピック的に、日本史・韓国史・中国史・世界史の各教師が連携した授業も検討しています。

社会科と関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「論理的・創造的に考える人」
  • 「学ぶ喜びを知る人」
  • 「自ら問題を解決していく人」
  • 「常識的な判断力のある人」
  • 「社会に貢献する人」
  • 「国際社会の多様性を理解する人」

科学

科学科では、次の2つを科学教育の柱として位置付けています。

(1)良質な知識を「体系的に」蓄積する(教科書・対話・映像など)

  • YICSの授業は基本的に対話型です。生徒がよくしゃべります。

(2)知っている事実から未知のことを論理的に導き出す力・予測する力を養う(実験と思考問題)

  • 例えば、定期テストで以下のような思考問題を出題し、生徒に論述してもらいました。
    1. 「息を止めると1分も経たないうちに苦しくなるが、細胞内の酸素が枯渇するよりも前に苦しくなるのはなぜか。」(高校生物)
    2. 「全ての金属には金属光沢があるが、なぜこのような輝きを持つのか。授業で学んだ金属の性質をもとに考え、自由に述べよ。」(中学理科)
  • 思考問題は全て論述式で、ルーブリックを使って評価します(下記は減点方式のルーブリックの一例)。
到達目標減点なし2点減点4点減点6点減点
① 文章が読みやすく、分かりやすい。文章の流れがスムーズで、全ての文章の意味が容易に理解できる。部分的に理解できないところがあるが、全体の流れや意味は容易に理解できる。個々の文章はある程度理解できるが、前後のつながりが悪く、全体の意味が理解困難。文章の意味が全く理解できない。
② なぜそのように考えたか、理由が丁寧に説明されている。事実として正しいかどうかは別として、論理的に納得できる理由が説明されている。丁寧に理由の説明を試みているが、主観や感想に頼っていて説得力がない。理由の説明が書かれているが、論理に飛躍があるなど、ほぼ意味をなさない説明である。理由の説明が全くなされていない。
③ 内容の重複がなく、かつ十分な量の文章が書かれている。内容に明確な重複部分がなく、文章量が200字を超えている。内容に重複があるが、文章量が200字を超えている。文章量が200字を超えていないが、100字は超えている。文章量が100字を超えていない。

科学科と関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「論理的・創造的に考える人」
  • 「学ぶ喜びを知る人」
  • 「自ら問題を解決していく人」

生物進化論について

なお、キリスト教学校でよく話題にされる「進化論を学校でどう教えるのか」についての科学科の方針は、以下の通りです。

  1. 聖書の神様が世界の創造主であることを、科学の学びの基礎とします。
  2. 人もその他の生物も種類に従って創造されたものであり、生物の進化論は明確に否定します。(日本の教科書でもこれについては控えめな表現になっており、証拠不十分であることは広く認められつつあります。)
  3. 「進化」という言葉自体は様々なところで使われるので、その都度、生物進化なのか、化学進化なのか、地球や宇宙の進化なのかを明確にします。「進化」という言葉を盲目的に否定するのではなく、何が否定される概念なのかを常に意識させています。
  4. 進化論を含め、ビッグバン宇宙論、プレートテクトニクス、地質年代表など、科学的見解と聖書的見解で意見の分かれる部分については、両方の考え方を学びます。その上で、いずれの立場でも証拠不十分な点、測定方法の不備など問題点があることを明らかにします。特に地球の年齢については、1万年以内なのか、46億年なのか、それ意外なのか、聖書的世界観の中でも見解が別れている事実を学びます。
  5. 「恐竜と人間が一緒に住んでいたかどうか」など、証拠がないことについては「わからない」とします。
  6. 上記の学びを通して、歴史的事実(再現できないこと)は証明不可能であること、そして、科学には限界があること、を学びます。
  7. これら以外の部分で聖書的世界観と科学の教科書が衝突することはほとんどありません。つまり、教科書の大部分は「事実としての知識」として受け入れられるものです。従って、過度に「科学vs聖書」という意識を持つべきではないと考えます。

コネクション

コネクションは聖書を学ぶ時間です。次のような内容で取り組んでいます。

  1. 神様の御言葉(聖書)を学び、生活に適用する。
  2. 聖書的価値観で世の中を見つめる練習をする。
  3. 未来の社会がもたらす変化について探索する。
  4. 聖書を毎日読む習慣を身につけ、神様とのより深い交わりができるようにする。
  5. 多様な分野の読書を通して正しい価値観を形成する。
  6. グループ研究プロジェクトを通して、自分たちが選んだ研究テーマを深く探索する。

コネクションと関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「聖書を基盤とした世界観に立つ人」
  • 「イエス様の品性に似ていく人」
  • 「神と隣人を愛する人」
  • 「自ら問題を解決していく人」
  • 「神様から与えられた身体を大切にする人」
  • 「社会に貢献する人」

スイートスポット

スイートスポットは中学3年生の必修科目で、自分の才能や職業観について深く考え、進路選択の準備をしていく時間です。次の3つのことに取り組んでいます。

(1)聖書を通して自分自身を理解し、神様の創造世界の中に自分の人生を描いていく。

  • 「自分を知る」という探索

(2)神様の中で職業を理解し、聖書的な職業観を育てていく。

  • キリスト者の社会的責任について
  • 職業適性や自分の願い・興味の探索

(3)神様からの一般的な召命を超えて、特別領域への召命があることを学び、それに対して準備をする。

  • 召命に関する事例を学ぶ
  • 自分の人生設計と行動のための準備
  • 召命を受けた時に障害物となるものを考える

スイートスポットと関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「聖書を基盤とした世界観に立つ人」
  • 「イエス様の品性に似ていく人」
  • 「神と隣人を愛する人」
  • 「学ぶ喜びを知る人」
  • 「自ら問題を解決していく人」
  • 「社会に貢献する人」

進路指導

高校2年生・3年生には、週1回の進路指導の時間があります。生徒の多彩な才能を大切にしながら、それぞれの進路を準備していきます。

  1. 悩むことを大切にしています。
    • 「とりあえず大学へ」という考え方はしません。
    • 種々の適性診断も必要に応じて取り入れています。
    • 将来について真剣に悩むので、時間はかかりますが、皆が自分の納得できる進路を見つけて卒業していきます。
    • 大学、専門学校、就職、浪人など、卒業後の進路は様々です。
  2. AO入試対策として、志望理由書の書き方を指導しています。
  3. 情報化社会の現状と未来、AI等の技術発展を踏まえた職業観・人生観についてもトピック的に学び、将来設計を考える機会としています。

進路指導と関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「自ら問題を解決していく人」
  • 「社会に貢献する人」

教科横断型授業(統合授業)

学際的な授業です。教科としての「総合的な学習の時間」等は設けていませんが、教科間の統合が有益であるトピックについては、様々な形で統合授業の取り組みをしています。

(1)学習発表会(学術祭)に向けた取り組み

  • 会社経営の実践(社会科+美術科)
  • 環境問題(社会科+科学科)
  • 理・数を融合した現象理解(数学科+科学科)
  • 境界領域の科学(生物+地学+化学+物理)

(2)国際ボランティア・修学旅行に向けた取り組み

  • ベトナムの歴史と必要な支援(コネクション+社会科)
  • 長崎の宣教史(礼拝+コネクション+社会科)
  • 平和学習(歴史+政治経済+地理)

(3)国際社会への理解を深める取り組み

  • 国際協力(政治経済+Global Issues+歴史)
  • 領土問題(日本史+韓国史+世界史+地理)

教科横断型授業(統合授業)と関連の深い「目標とする人間像」は・・・

  • 「論理的・創造的に考える人」
  • 「学ぶ喜びを知る人」
  • 「自ら問題を解決していく人」
  • 「社会に貢献する人」
  • 「国際社会の多様性を理解する人」

 

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